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help リーダーに追加 RSS 恩師の訃報

<<   作成日時 : 2006/11/10 14:58   >>

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画像先日、大学時代の友人から、大学の研究室でお世話になった教授が亡くなった事を知りました。昨年の今頃、20年ぶりに学科の同窓会があったのですが、そのときにも具合があまりよくないとのことでお会いすることができませんでした。

私が属した研究室は、食品の分析有機化学を行っていました。白衣を着て、手には手作りの駒込ピペットとフラスコ、有機溶媒に囲まれて・・・はい、とても楽しい実験三昧?の生活でした。
研究室には4年生になると配属され、卒業研究に一年間取り組みますので、学校にはほとんど毎日一日中いるという感じで、文系の学生が時間を自由に使えるのが羨ましいと思ったものです。大学生が遊べるなんて、真っ赤なウソですよ。理系は一年生から必修の授業や実験や実習が多いから、世間が思っているほど暇ではありません。・・・でも、ヒマを作って遊んでいましたけれどね。

研究室に入ると、まずガラス細工の修行です。ガスバーナーにフイゴを使って駒込ピペットを作ったり、実験装置にあわせて自分でガラス管を細工しなくてはなりません。その指導は教授。本当に上手なんですね・・・

教授はとてもダンディな方でした。どうみてもハンサムというタイプではないのですが(失礼!)、立ち振る舞いが紳士でしたね。研究室ではパイプをくゆらせていましたし、美食家でもありました。横浜に産まれ育った浜っ子ということで、なかなかこだわりのある方でした。
授業も研究もご自身の「美学」を通していて、ときには理解しがたい部分もありましたけれど、学生に慕われていました。

卒業して、しばらくは仕事の関係でお会いすることもありましたが、ここ数年はお会いする機会がなく、とても残念です。

昔、研究室で学生たちが教授によく言った言葉で〆ましょう。
「先生〜、ガスクロ(ガスクロマトグラフィーという分析装置)の調子が悪いんですけど〜!!」
こう叫ぶと、工具を抱えた教授がさっと現れるのです。

小林彰夫先生のご冥福をお祈りします。

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化学事典
2007/01/10 18:15

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